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メメント・モリ

厚生労働省の平成22年人口動態統計の年間推計の数値によれば、
2010年に死んだ人の数は約119万4000人。

メディアファクトリー新書から出た
『死体入門』にはこんな一節があります。

これほど数が多いのだから、
世の中には死体があふれていてもおかしくないはずである。
少なくとも、もっとありふれた存在であってもいい。
ところが、実際には、
死体を目にする機会はほとんどない。
(中略)
われわれは肉体とともに生きているのだから、
その行き着く先である死体を見ようともしないのは
むしろ不自然ではないだろうか。
「はじめに」より


こういった著者の藤井氏の問題意識があって、
この本は生まれました。

同書のなかで、
特に私の心に響いた部分はこちら。

若い人の死体よりも、年を取った人の死体のほうが
そこから読み取れる情報は多い。(中略)
若者の死体に出会うと、この先どんなカスタマイズも可能だったはずなのに
それを断ち切られてしまった「肉体」の無念さを感じずにいられない。
「第5章 死体の利用法」より


あるとき、
歯医者さんが
私の歯を一瞥した途端
「あなた、硬い食べ物好きでしょう?」と
話しかけてきたことがありました。

ご名答。私は硬いせんべいや根菜など
歯ざわりのいい食べ物が好きです。

同時に、
「私の歯は、硬い食べ物向けにカスタマイズされている!」
という事実に気付きました。

歯が、私の嗜好にあわせてカスタマイズされているのと同様に、
骨も、私の生活にあわせてカスタマイズされているのだろう。

死んでみるまで、開けることのできない
秘密を抱えた宝箱になったような気分です。

あなたの死後、
法医学者がその骨を見たら、
生前をいかに形容してくれるのでしょうか?


「メメント・モリ」――死を想え。
死を意識することは、
今をよりよく生きることにつながっていきます。

死体入門 (メディアファクトリー新書)死体入門 (メディアファクトリー新書)
(2011/02/28)
藤井 司

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(編集K)
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